季節の刻
宮澤 章 陶展
板室温泉大黒屋では、2017年 6月1日より6月29日まで大黒屋個展開催6回目となる陶芸家、宮澤章のオブジェを中心とした展示を開催いたします。
宮澤章は栃木県益子町にて76年に窯を構え、独自の技法「積化象嵌」による作品をはじめ様々な土、釉薬を開発し多彩な作品を展開し続ける作家です。これまでの5回の展示では花器や酒器、食器など日常の器を中心に展開してきましたが、今回は作家自身「創造の楽しみ」を最も感じることができるというオブジェの作品を中心に展示いたします。特に焼成した焼き物の肌を削り、さらに土を盛り、釉薬をかけて削るという幾層にも時間をかける工程を経て制作される作品は長い年月を経たような独特な存在感を秘めており、これまで同作家の展示を見てきた方にも新鮮に感じる、特徴ある展示となるでしょう。
是非ご高覧ください。
プレスリリース
展覧会情報、作品画像等は大黒屋Blogにて更新しております
虚と実
ねむりとめざめ
そのはざまをいったりきたり
どっちが楽にいけるかな
宮澤 章
【略歴】
1950 秋田市(旧河辺町)に生まれる
1972 秋田大学教育学部美術家卒業
1976 北益子に独立 1990 年以降 東京、栃木、秋田などで個展を中心に活動
1997 「積化象嵌」図録制作
2000 「千年の扉」栃木県立美術館(栃木) ほか個展、グループ展多数