季節の刻
Limulの古代ジュエリー 展
板室温泉大黒屋では12月16日(土)より1月8日(月)まで、「Limul -古代ジュエリー展-」を開催いたします。Limul(リムル)を主宰する片桐光治さんは学生時代にネパールで一年間、文化人類学の現地調査をするなかで特に印象を受けたネパールの金細工と金細工師との出会いをきっかけに現在の古代ジュエリーデザイナーの道を選びました。
Limulのジュエリーは古代文明の遺跡から発掘された玉石やトンボ玉を使って現代の美意識に合うようにリメイクしています。主にエジプト・メソポタミア・インダス・ローマなどの遺跡から発掘された玉石(珠)・トンボ玉などにハンドメイドの18K & 22K金細工、銀細工を使っています。また現代の新しい素材も使用していますが、ひとつひとつ古代の素材と合うように丁寧に吟味した天然素材のみを使用しています。(着色の石・パール・練り素材はありません)
「人が身を飾ることの原点」を想いながら研究・創作を続けている片桐さんは「ジュエリー(装身具)には人・自然・宇宙とのつながりが込められています。遥か昔の名もなき職人が作った小さな玉のひとつひとつが、様々な文明・民族の興亡(歴史)・社会経済(交易)・技術革新・芸術・宗教を豊かに語りかけてくれます。」
今から約10万年も前から人々は、装身具を身につけていたと言われています。太古の歴史を刻むビーズや現代に蘇る繊細な金細工が片桐さんの手によって紡がれ新たなジュエリーとして引き継がれ蘇った作品をぜひ身につけていただけたら幸いです。*Limul(リムル) とは古代シュメール語で’夜空に輝く満点の星’です。
片桐光治
1960年、福島県生まれ
1983~84年ネパールに滞在(文化人類学の現地調査)
1989年ネパールの金細工と金細工師の研究のためネパールに滞在
1990年に世界で初めて「ネパールの金細工展」を東京で開催。
以後、日本各地で古代装身具・古代文化の紹介を続けています。