菅木志雄 倉庫美術館は、日本を代表する現代美術作家、菅木志雄の作品を常時展示するスペースとして2008年に開館しました。倉庫のようにたくさんの作品を保管、展示したいという菅の思いと、国内外の方々にまとめて菅の作品を観ることができるスペースを作りたいという代表の室井の想いから倉庫美術館と名付けられました。倉庫美術館では1980年代から現在に至るまでの作品およそ300点が展示されています。
- 時間 : 10:00から約1時間
- 料金 : 500円
- ※荒天の場合はツアーが中止になる場合があります。
- ※宿泊以外のお客様もご覧いただけます。事前にお電話で来館日、お名前、人数をお知らせください。 ツアー参加当日は10時までに大黒屋フロントで受付をお済ませください。
- ※ご希望の方は作品を購入することができます。
菅木志雄と大黒屋のつながりは、1991年に庭「天の点景」を制作と個展を開催して以降、定期的に展覧会を開催。
2001年までの12年間に、2つの庭「天の点景」「間の相景」の制作と数回の新作展を開催。そして2002年からは、それまで不定期に行ってきた新作展を1年に1回、月を変えて12回(12年間)2014年1月まで12年間毎年、菅による新作展を開催してまいりました。その間に3つの庭、「空聞見石庭」「風の耕路」「集空庭」が完成。現在も大黒屋の館内外には菅の作品がいたるところに展示されています。 ぜひ大黒屋に滞在の際は倉庫美術館含め館内外の菅作品の鑑賞をお楽しみ下さい。
菅 木志雄Kishio Suga
1944年、岩手県盛岡市生まれ。1968年多摩美術大学絵画科を卒業。現在、静岡県伊東を拠点に活動。
「もの派」の代表作家の一人として、68年の初個展から現在に至る50年以上のキャリアの中で、数多くの展覧会に出展、岩手県美術館、横浜美術館、千葉市美術館、広島市現代美術館等の国内の美術館等で数多く個展を開催。
近年は、ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「菅木志雄展」、東京都現代美術館にて「菅木志雄 置かれた潜在性」と国内で2つの大規模な個展が同時期に開催され大きな話題となりました。国際的にも活躍の場を広げており、ミラノのファンデーションPirelli HangarBicoccaでの展覧会をはじめスコットランド国立近代美術館でのカーラ・ブラックとの二人展、ニューヨークのDia:Chelseaでの個展と欧米の美術館において連続して展覧会を開催しています。
作品は多くの国内の美術館の他、イギリスのテート・モダン、ダラス美術館、M+、グッゲンハイム・アブダビ、グレーンストーン財団、スコットランド国立美術館、ピノーコレクション、Diaファウンデーションなどにも収蔵されています。